フランス・シャンパーニュ田舎暮らし運営者の平野岳史です。
3年ぶりに家族と共にフランスへ帰省致しました。
義理の両親、私の家族共々とても有意義な時間を過ごせたんですが、帰省中に義理の弟から義理の父そして私とコロナ感染致しました。
私の妻や子供達は感染しておらず私のみの感染、そして帰国時に感染者となったので家族と共に帰国は叶いませんでした。
帰国前72時間以内のPCR検査で陽性となった場合、陰性結果が取得出来ないと帰国できません。コロナ発症し7日経過後、体調回復していてもPCR検査では陽性となる可能性が高いです。
その場合、PCR検査で陰性結果がいつ取得出来、帰国出来るか分かりません。
PCR検査での陰性証明以外に、帰国手段として領事レターの発行と言う手段があります。
感染し帰国までの経験、領事レターの手続きを紹介いたします。
帰国72時間以内のPCR検査(最初のPCR検査)
この時点で私は陽性でした。そしてかなり体調は悪く2日〜3日は動けませんでした。
最初のPCR検査から7日目の簡易PCR検査
簡易PCR検査は陰性でした。体調はある程度回復していましたが、倦怠感はあり、熱っぽかったです。
最初のPCR検査から8日目クリニックでPCR検査
PCR検査結果は陰性でも陽性でもないと出ました。結果がフランス語なので詳しいことは分かりませんでしたが、陰性の可能性、陽性の可能性もあると、かなり曖昧な結果でした。
検査したラボに義理の父が電話し経緯を聞きましたが、書面と同じ回答で、ラボからは再度PCR検査しても同じ結果なので直近での検査はお勧めしないという事でした。
最初のPCR検査から9日目:領事レター取得手続を開始
PCR検査で陰性結果を得ることが難しいので、在フランス日本国大使館HPに記載がある、領事レターを取得し帰国する手段を取りました。
上記のHP内に必要書類、書類の送り先などが記載あります。
領事レターの発行期間
発行、メールで届くまでに2日ほどかかる。
※土日祝日は手続きは行っていません。
必要書類
2022年8月17日の詳細ですので、現在は内容変更が有るかもしれません。
在フランス日本大使館のHPをご確認ください。
- 医師による回復証明書、英訳もしくは和訳が必要(スクショOK)
- パスポート写真部分(スクショOK)
- 帰国時のEチケット
- PCR検査結果(スクショOK)
提出した回復証明書
英訳もしくは和訳は別紙で作成。
パスポートやPCR検査は用意しやすいと思いますが、医師の回復診断書はどんな物を書いてもらったら良いのか分からないかと思いますので掲載いたします。
私はシャンパーニュ・アルデンヌの田舎に滞在していますので、英語、日本語が通じる医師がいる訳ではありません。村のクリニックの医師に回復証明書を書いて頂きました。
英訳に関しまして、フランス語を直訳していますので、少しニュアンスがおかしいかもしれません。
領事レターが仕上がるのを逆算しフライトを予約しなければならないので難しさを感じました。
最初のPCR検査から10日目
全ての提出書類を在仏大使館へメールで送り、領事レター作成の手続きを終えました。後はレター届くのを待ち帰国に備えるだけです。
領事レター受け取る11日目
翌日の午後には領事レターがメールで届きました。領事レターが届くのに要した時間が1日でした。
最初のPCR検査から帰国日まで2週間ほど滞在が延期となりました。
mysosのスクリーンカラーは黄色になります。
帰国当日:航空会社カウンターでの対応
私はJALを利用しているので、CDG空港到着後はJALカウンターへ行きチェックインしました。その際に提出を求められた物は
- パスポート
- Eチケット
- mysos
上記の提出を言われましたが、mysosでは帰国前のPCR検査で陰性を証明出来るものは無いので、領事レターを一緒に提出しました。
領事レター提出後は特に問題なく発券が行われました。
日本入国時の対応
日本到着後、mysosの確認が行われます。受け付けスタッフにアプリのスクリーンを見せ、色別にデスクへ誘導されます。
私のmysosのカラーが黄色で誘導されたカウンターでは
- パスポート
- mysosのQRコード
- 領事レター
を提出しました。
提出後は特に問題なく確認完了の青い紙を貰い終わりました。
最後に
2回目のPCR検査結果で陰性結果の取得が難しいと判断した場合は、直ぐに現地お医者様に回復証明書(発症7日後)を書いて頂くのが賢明かと思います。
私は在フランス日本大使館へ何度か電話致しましたが、直ぐに電話は繋がり迅速な対応をして頂きとても優しい電話対応でした。分からない場合はお電話必須です。
外国で病気になり言葉も違うと不安が大きいですが、この体験がお役に立てば幸いです。