僕の夢にまで見たEpiphone Crestwood Deluxeのギターを製作してる人が、なんとフランス人なんです。
オリジナルの物を購入しようとすれば日本円で100万円はしかねない代物。
ギターにそこまでは出せないので、限りなくEpiphone Crestwood Deluxeに近いサウンドと形を求めてたどり着いたのがRoger Daguet(ロジャー)の作るCrestwood Deleuxeなんです。
独特のネッチリしたクリアーサウンドが出せるギターとDeniz tekが好きなのが理由で購入しました。ストラトでもなく、テレキャスでもないサウンドの源は、言わずと知れたDeniz Tek from Radio Birdmanが奏でるサウンドです。
伝家の宝刀 オリジナルEpiphone Crestwood Deluxeまさに、唯一無二のサウンド。
個人的にDeniz Tekからピックアップしておきたいことは、クリアーサウンドでの演奏の存在感がブッちぎりでカッコイイこと!
僕の考えですが、サウンド メイキングで一番大事なことは、クリアーサウンド時がいかに良い音かに尽きる。
そして作った音にフットペダルを積み上げて行けば良いと考えています。
自分の想像しえるベストなクリアーサウンドはEpiphone Crestwood Deluxeではないのかと、四六時中アタマの中でイメトレしてました。
今から6年ほど前にRoger Daguetのホームページを見つけて以来、主に、メールでのやり取りを経て2年前にギターのオーダーしました。
その間、僕の奥さんと毎年フランスに帰省する際にRoger Dauget宅に立ち寄り、彼の製作したギターを試奏させてもらいました。
また、彼のギターへの熱い情熱や、もっと素晴らしいギターを作りたいと言う向上心をface to faceで聞くことができて安心して製作依頼が出来たのは良かったです。
ほんまロック好きなオヤジです。
Roger Daguetがなぜ、Epiphone Crestwood Deluxeを作り始めと言うところですが。
Rogerはデトロイトパンク、オズパンクが大好き!MC5(Fred sonic Smith)Radio Birdman ( Deniz Tek)のギターリストがEpiphone Crestwood Deluxeを使用しているところから、趣味でギターを作り始めたがのがキッカケ。
今まで継続して製作を続けてこれたのは100%の情熱と彼は言っていました。熱いオヤジでやな。
最初は何にも、見本がないのでかんなり苦戦したようです。そこでDeniz Tek 自身にコンタクトを取り,本人のギターを借りて細かなパーツのギターの採寸、サウンドの特徴などの協力を得たと言っていました。
そして、念願の最初の出来上がったギターはDeniz Tek にプレゼントされたそうです。ええ話ですね。
ただ、プレゼントしたギタはーはDeniz Tekによって他の人に売られたそうです。ちょっと悲しい。実はこの話をDeniz Tek自身に聞いた事があります。
以前彼が日本ツアーに来ている際に、管理人はお客さんとしてライブを見に行きました。
その際Rogreのギター製作を助けた事や、最初を一作目を受け取った事などをDenizに問いかけると、「Rogerの事はもちろん知ってるよ」「ギターも第一作目を受け取ったよ」「ただ、オリジナルと違うんだ」と言うコメントでした。
Rogerと初めて会ったのはこの後だったので話が頭の中で繋がりました。
オリジナルに近ずける事は並大抵の事ではないですね。この第一作目が作られたのが今から20年前の事です。
第一作目のギター以降もRogerはギターを作り続け、ある日Deniz Tekがフランスの彼の家を訪れた際に、彼の製作したギターを弾いてそのギターを購入して帰ったそうです。(crestwood deluexではないギターです)。
(個人のギターのセッティングによって主観はありますので考慮お願いします)
・リアピックアップ クリアーサウンドはかなりコシのあるギャン とした輪郭インパクトと存在感のある音です。
・リアピックアップ 歪ました時の音は、粒が細かい歪み方、単音 は太すぎず細すぎず。
・センターピックアップ、メチャクチャ独特な音で、Radio Birdman を彷彿させるサウンド。
・フロントピックアップ、SGとストラトの音を割ったようなネチっと 感が気持ちいい音。
音のヌケは最高にイイです。
ギターの全てのサイズ・配置はオリジナルギターと全く一緒。
ピックアップがskatterbraneのミニハムが搭載されている。
Roger Dauget本人もこれまでいろいろなピックアップを試した結果、skatterbraneのミニハムに辿りつたと言っていました。
個人的に彼からskatterbraneを勧められていたので、レスポール用にリア、フロントともskatterbraneに変更、サウンドはよりクリアーでハリのある音に大変身!当たりでした。
・楽にフルスケール使用できるポイントはとても演奏の幅が広がる。
・レスポールより軽い
・オリジナルと同じ場所にスイッチセレクターがあるので、最初は手 が当たって気になります。(慣れたら気になりません)
・3ピックアップなので、ピックキングの際にピックがピックアップ に当たることがあります。2ピックアップだと、スペースがあるの で当たらないです。(これも慣れたら気になりません)
・弦と弦の間隔が普通のギターより狭いです。モズライトに似たよう な弦の間隔。演奏自体は弾きやすいです。(慣れるまですこし違和 感があると思います。)
1年使用して、全部のポイントは気にならず演奏できてます!
Crestwood Deluxe 3200ユーロ 45万円(現在のレート)ユーロで販売されているギターだけに、安くはないです。
ただ、Crestwood Deluxeを自分で全ての工程を20年以上作り続けているRoger Daguetは唯一無二の存在だと確信しています。
オーダーから、購入までの期間、どのような連絡を僕とRogerが交わしていのか、ここでポイントを紹介したいと思います。
まず初めに、インターネットでギターを買うっていうことは、かなり勇気がいることですね。
ましてや大金を支払うことなんて、不安でたまらないですよね。
実際、ぼくも不安は不安でした。ただ、お金を払ってトンズラされる不安よりこんな高価なギター買って俺大丈夫かと言う不安のほうが大きかったです。
ギターをオーダーする前に、2度ほどRogerに逢っているので、トンズラされる心配は全くありませんでした。そんな胡散臭いオヤジではないです。
ギターオーダー各パーツ、カラーリング(2色)、スイッチの配置、ビグスビーを付けるかどうか。ぼくは、特にあれこれ小さなパーツは選んでません。
配色とビグスビーを選んだくらいです。各パーツのカスタマイズは可能です。
新生銀行の口座から外貨送金の手段を選びました。
支払い先であるRogerのインターネット バンク ナンバー(IBM)の詳細を教えてもらい、その詳細を新生銀行の外貨送金窓口に持っていきます。
スタッフの人が付き添って手続きの方法を教えてくれます。ペイパルでも出来るのですが、Bank to Bankの方法を選びました。
高価な買い物なので、一括では買えなかったです。
2分割で購入しました。制作に入る前に半分の料金、そして完成後にもう半分という形です。
Rogerからの提案では、高価な買い物なので、月々の分割払いの提案もありました。なんか優しいオヤジやなって思いましたね。
余裕をもって6ヶ月間は製作期間となります。
ギターのパーツを組み立てる前(塗装前)に画像付きでメールが来ます。そして、これからの工程の進み具合のお知らせがしっかりあるので安心です。
「今から、ギターの塗装工程に入り、パーツを組み立てるので、後何ヶ月はかかります」と言う具合に。。
メールで作業完了との知らせがきます。
管理人の場合は、奥さんと毎年フランスへ帰るので、そのタイミングに支払いと、受け取りを同時にしました。
この時僕は、Rogerに「先にギターを弾いて、納得したらお金を支払う」と断言しました。半年間待って、待って待ってのドリームギター。ナーバスになるのも当り前、試奏中はお互いピリピリしてました。
そして最後に僕は「 très bien 」とうなずきました。笑顔で現金払い。
かなり頑丈なフライトケース(オプション料金)を用意してくれるので、空輸での発送には全く問題あります。
日本で持ち運ぶ際のケースですが、大手楽器屋さん長方形のギターケースでサイズは合いましたよ!1万円ぐらいです。
僕がギターを取りに行った時に、Chris masuak from Radio birdmanの特注オーダーギターがちょうど完成していたのでChrisより先に演奏させてもらいました!!
ブッ飛ぶぐらいイイ音でした!!これは自慢できるぞ~。写真はNGでした。ぼくのギターやないんでね。
ギターの質問、購入相談などありましたらご連絡ください。僕からロジャーに連絡可能ですので、気軽に聞いてください。