シャンパーニュ・アルデンヌ

フランスの有名人が訪れた場所を散歩コース紹介

 

こんにちはひらのたけしです。

最近まで知らなかったんですが、実は僕が運営する田舎宿のすぐ側に宮殿があったそうなんです。シャンパーニュ・アルデンヌの田舎も田舎、農村地帯に宮殿が有ったなんて驚きです。

フランス人の妻もその詳細を知らず、村内にちょっとした資料館があるんですが、そこへ行くと、昔宮殿が存在していた頃の絵と歴史詳細が記されていました。

僕はフランス語があまり読めないので妻に読んでもらうと、マリーアントワネットやナポレオンがこの宮殿に関わりがあることが判明。

シャンパーニュ・アルデンヌの田舎になんぜフランス史に名を残した偉人が関わっているのかを紹介したいと思います。あと、散歩コースとしても最高のロケーションなので写真・動画を織り交ぜて紹介するのでご覧ください。

場所の紹介

・村の名前 ビュザンシー Buzancy

フランス田舎宿の隣村になります。

ドロップ付近に細長い何かがあるのんわかりますか?これは池なんです。池の前に宮殿がありました。

宮殿の紹介

宮殿正面

宮殿正面

宮殿裏

池からの宮殿

昔の宮殿はこんな感じだと思います↑。

宮殿から眺める風景ってさぞかし綺麗だったんでしょうね。池の周囲を家族で散歩するんですが、ホント眺めが良くて気持ちいいんです。

ドローンで動画撮影したので是非ご覧ください。

僕の立っている所にほんのすこしだけ外壁跡が残っています。わかりますか?

宮殿とマリーアントワネットの関わり

まず初めにこの宮殿が建てられたキッカケは、マリーアントワネットが生きていた時代まで溯ります。マリーアントワネットに支えていた役人がビュザンシーに宮殿を建てて住んでいたんですが、宮殿の内観・外観・庭の構成はそっくりそのまま小さなベルサイユ宮殿だったそうです。

マリーアントワネットのお抱えの役人さんだったので、きっとマリーアントワネットも建設工事やデザインに関わったんだとた推測しています。

フランス革命が起こり、マリーアントワネットが投獄され斬首されると、その後ビュザンシーに住むお役人も投獄されたそうです。

宮殿とナポレオンとの関わり

フランス革命後、ナポレオンに支える軍人がビュザンシーの宮殿を買い取り宮殿前に広がる池は建築しました。最初から池が有ったんじゃないくて後で人工に作られたそうです。全長800mもある池を人工的に作るって気が遠くなります。

ナポレオンがシャンパーニュ・アルデンヌを訪れた際、宮殿に住む軍人がナポレオンに滞在招待状を送ったそうなんですが、ナポレオンは招待状を無視して他の大きな街に滞在したそうです。これに怒った軍人は宮殿に火を付け燃やしちゃいました。

その後、宮殿は再建築されないまま今に至ります。なんとも勿体ない話です。怒って燃やしちゃうって所がスケールの大きさを感じますが、いいや〜勿体ない。

池周辺の風景

どの風景も爽やかで心地よいですね。

まとめ

マリーアントワネットやナポレオンがこの地に一度は訪れたんじゃないかと想像すると、なんだかワクワクします。宮殿の原型は残されていませんが、池や馬小屋などが残っているので、ここに宮殿があったのか!と思いながら池を眺めるとなんだか考え深いものがあります。

ほんの数年前までは、池周辺で夏祭りが開かれていたそうなんですが、過疎化が進み参加する人たちが減って、お祭りも無くなったそうです。

散歩コース・サイクリングコースとしては最高のロケーションなので、天気のいい日はカメラを持ってのんびり田舎散歩をお勧めします。